ゆずもち。の新米ママブログ

そこらへんの新米ママの日常です

7歳離れた弟の話。

 

こんばんは。ゆずもち。です( ¨̮ )

 

皆様は身近に障害を持った方はいますか??

自分が障害を持っているよなんて人も多いと思います。

 

最近は良くも悪くも個性でさえ障害になる世の中ですから。

 

 

私には7歳離れたまだ小学生の弟がいます。

保育園の頃からずっと欲しかった兄弟。

 

どうやって赤ちゃんがお母さんのお腹にやってくるとか知らないし、別に興味もなかった私は保育園のお友達の兄弟・姉妹の話を聞いては羨ましくて母に絶対赤ちゃんのお世話のお手伝いをするから兄弟が欲しいとねだり続けました笑

 

中学にあがってから知りましたが母は私を産んだ2年後に妊娠をしていたそうで、妊娠初期に流産してしまったらしく、とても母はショックだったそうです。

それからも頑張って妊活をしたそうなのですがなかなかお腹に赤ちゃんが来てくれることはなく、2人目は諦めかけていたそうです。

その傷をえぐるように兄弟をせびる娘←

笑いながら「流産とか言ってなかったっけ?笑」と話す母でしたが、辛い思いをさせてしまったんだなぁと中学生の時に申し訳ない気持ちになりました。

 

でも!私は小学一年生の夏休み、弟に出会います。初めて見る産まれたての赤ちゃん。

なんというか、写真とかで見てた赤ちゃんとは全然違って赤紫でびっくりしました!笑

壊れちゃう気がしてとっても可愛いのに抱っこするのが怖かった((

 

毎日、弟が嬉しくて嬉しくて、夏休み明けに早くみんなに自慢したくてたまりませんでした。夏休みの絵日記にも産まれたての弟のすっぽんぽんの絵を描いたのを覚えています笑

母に「なんで服きてない姿なの?!」って言われたんですけど、私はあの産まれたての姿をみんなにも知って欲しかったんです笑、

だって私には衝撃だったから!笑

 

そんなこんなで弟がきてからの生活が始まりました。今思えば私には赤ちゃん返りも、弟に対する嫉妬なんかも全くありませんでした。

 

今まで独り占めできていたお菓子を半分あげることなんてむしろ嬉しい的な👍🏻✨

 

毎日おむつを変えてあげて、おしっこをぶっかけられながらも弟とふれあいました。

おへその消毒やお鼻のお掃除まで父よりお世話は確実にしたきがします。

抱っこも大好きでずっと一緒に遊びました。

 

しかも私の弟すっごい可愛かったんですよ。

いや、これ姉バカも多少あるでしょうが、本当なんです笑笑

いつもお外に連れていくと

「かわいい女の子やねぇーー」と言われるほどの超パッチリ二重のやわやわお肌な

おちんこがついたオトコの娘!!

カメラ目線もお得意だったので写真写りも最高。、言うことなしでした。笑

 

ちなみに私は一重だったので、親戚からは女の子なのに弟の方が綺麗な顔しとって残念ねーなんて言われてました笑

いやいや、私は弟のためにママのお腹に二重を残しておいたの!!忘れてきたんやない!と毎回言い訳をしてましたが、二重羨ましい。笑笑

 

そんな弟ですが、2歳になっても3歳になっても「あー、うー、まー、おおっ!」とかしか喋りませんでした。そうです。発達障害です笑

 

全然喋んないなぁーとは思っていたのですが可愛いすぎたのであまり気にならなくて、でも、三歳児健診で引っかがりました。

 

ショックでした。ほかの身体の成長はみんなと全く同じなんですもの。んー。なんというか言葉に表しずらいんですけど家族だから。大好きだから変にショックだったんです。

母も父も何も悪くないし、何より弟も何も悪いことしてないのにって。でもそれでショックだって思うこと自体、障害を持っている人、弟を否定しているようで、、そういうわけじゃないけどそういうことなのかなと自分で自分が情けなかったです。同じ人間なのになんでだろって当時小学生の私はとても複雑な気持ちになりました。

 

それからというもの、特別な病院に通い診断してもらう日々。

周りの弟と同い年ぐらいのお友達はもう覚えた車の車名を教えてくれたり、日々あったことをお話してくれるなか、

ずっと弟だけは謎の中国語を喋ってました。

ええもう、教えてないのにペラペラ!笑

弟はみんなと同じ言葉を喋ってるつもりなんですよ笑

私は、あまり気にしてなくて「〇〇もお喋り上手にできてるね~」なんて褒めてましたが、

自分の気持ちを上手く言葉に出来なくて悲しそうな弟を次第によく見かけるようになりました。

 

お友達にからかわれても、やめてって言えないんです。

あいつは何も言えないからと歳下におもちゃを取られるのは日常茶飯事で、それでも取られたことに怒ることも出来ずに悲しそうな顔をしながら新しい別のおもちゃで遊ぶんです。

友達と一緒に遊んでいてもいつの間にか置いていかれたり外されたりして、それに文句も言えずに帰ってくるんです。

 

弟はそれを辛いともそれこそ言いませんが夜寝る時に泣いていたりしました。

別に喋らないからといって、言葉が聞こえないわけでも分からないわけでもないんです。

理解はしっかりしています。人間ですから。

ちゃんと悪口言われたら分かるし、普通の子よりもその些細な言葉は文字通りに真っ直ぐ弟に刺さっているんです。

 

幸い、今では全く言うことを聞かない悪ガキな小6に育ちました。笑、

それもそれでダメだと思うのですが、同じ障害を持ったお友達との喧嘩の悪口なんかを私にグチグチ話してくる姿を見ると私は少しホッとするのです。

沢山喧嘩して欲しいなぁなんて思います。

殺人とかにつながるそんな憎しみに変わってはいけないですし、障害によって感情がブワ!!ってなるのを周りが止めなければいけない時ももちろんあります。けど、

まずはゆっくり自分の気持ちを言葉にできるようになったことが私は嬉しくて。

それをちゃんと人に言えるんだなぁと。

所詮はみんな他人ですから考え方が違って喧嘩するなんて小学生だったら当たり前です。その喧嘩という意見交換をどんどん上手くなって欲しいなと。喧嘩しなきゃ仲直りの仕方も分からないだろうし。仲直りも覚えて欲しいです。そうすると大切なお友達もいつの間にかできるはずですから。

 

これからも弟は生きづらさを感じるでしょう。

中学生になる。社会人になる。色んな場面で苦しむと思います。

けど、障害だと診断されてない私たちだって生きづらいななんて思うこと沢山ありますよね。

だから弟にはあまり障害を気にして欲しくないです。

自分を知ることは大切ですし、私も賛成です。

でも障害を素直に受け止めたうえで前向きでいて欲しいと思うんです。

障害を理由に何もしないのは簡単ですから、

自分の好きなこと。したい仕事ぐらい、障害を理由に最初っからマイナスに考えず、『やってみよう』と挑戦してほしいです。

あと、なんでも弟の手助けはしてあげたいけど、弟の人生は弟が決めるべき。

何度失敗してもいいから自分なりに生き方を見つけて、周りの人達を大切に。

自分を大切に笑顔で生きて欲しいです。

 

 

いつか弟とお酒を飲みながら可愛かった弟の昔話を沢山教えてあげるのが私のおばばになってからの楽しみです。